短いけど深い秋
微かなキンモクセイの香り。紅葉。
自然がくれる贈り物をこの目で確かめに行けるように
寒くもなく暑くもない丁度いい季節。
神様の粋な計らい。
今年の夏はとびきりの暑さ。
そして地球が日本が色んな天変地異に見舞われた。
何も起こらない平和。本当の幸せについて思わず深く考える日々。
今より若い頃は外側ばかり見ていた。
ヨーロッパに憧れて日本のいいところを見ようとしなかった。
ファッションに音楽にアートにここにないものばかり探した。
そして心地良い自分の枠が出来たように思える今になって
日本の事を初めてきちんと考えるようになった。
日本の四季はなんて美しいのだろう。
お正月や節分、季節毎の情緒あるイベントに
友人のイギリス人は感動していたな。
相変わらずヨーロッパは好きだけど日本が1番大切。
国立近代美術館の(藤田嗣治展)に行ってきた。
物凄く良かった。初めて絵を見た子供の気持ちで感動した。
絵画はもちろん、奥様へのプレゼントとして作られた木製作品やお皿。
これを実際に使っていたなんて素敵すぎる生活。
ミニチュアの教会なんか震えるほど感動した。
アートは人を豊かにする。
戦争という運命に翻弄された画家。
きっと彼はフランスでも日本でもいつも平和を祈っていたようにも思えた。
こういう素晴らしい作品は国や宗教を越えて人に感動だけを与えてくれる。
物を作る事を生業にすると決めた人生。
いつも感動することを探してここから世界を見よう。ポストカードがなかったけど(人魚)という絵が凄かった。
会期中、も1回行こうっと。
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