こんばんは。今日はあいにくの曇り空。静かなアトリエで黙々と創作してました。
そして昨日はインディゴブルーの洋服デザイナーの井上愛子ちゃんが衣装を
手掛ける現代古典主義の初日でした。お芝居も迫力あって素敵でしたが
やはり衣装が気になりついつい見入って、
(次はこんな袖のブラウスを作って貰おう・・いやパンツもいいな)
と1人で妄想しているうちにあっという間にラストシーンでした。
皆様お疲れ様でした。
当日券もあるようですので気になる方は明日19日の1時半と6時半の公演を・・・。
大阪 天満橋①出口すぐのドーンセンターへお立ち寄り下さいませ。
ところで・・先週は、かれこれ20年以上のお付き合いのアーティスト
のお友達が東京よりお店に会いに来てくれました。
ずっと昔から・・・いつか自分のお店を持ちたい・・・
私が語っていた1人です。
私が勧める物は不思議と彼女にぴったりでとても喜んでくれました。
昔から知っている友達と話す時は何故か昔の感覚のままです。
出会った頃はお互いまだ20代で当時はリーバイスのデニムや古着を探して
色んなお店へ2人で買い物に行きました。
そういえば昔よく行ってたようなこだわりのアイテム揃いの
SHOPって少なくなったな・・・という話にもなり・・。
お店に入ると、古着ではあるけどどれもこよくて1点物とか言われると
ついつい焦ってお財布と相談して泣く泣く諦めたり・・・。
当時一目惚れして買ったリーバイスのワークシャツは
着すぎて肩のところがうっすら破れても何回も縫ってそれでも捨てられないまま。
そして古着屋さんのかっこいいお兄さんやお姉さん達は皆、
飾ってあるワンピースなどの種類やデニムの特徴などちょっと聞いただけでも
色々教えてくれてそれもかっこいいな・・・と憧れたものです。
ウ”ィンテージの商品は特に専門的な知識が豊富でないと難しいのですが
そのかっこいい人達は(何でも聞いてよ)みたいな自信が漲っていて
皆それぞれの美意識があってお店に並ぶ商品1つ1つを愛してて
それが彼らをよりかっこよく見せていたのでしょう。
高校やファッションの専門学校の放課後はほとんどそういうそういう時間でした。
きっとこの貴重なトキメキの時間が今の私を育ててくれたのかも知れません。
すっかり大人になってもそんなワクワクをお店に求めてしまいます。
ついつい店員さんに色々質問してしまうのです。
昨日もとあるお店で綺麗な若い店員さんに
(これは何の素材ですか?)と聞いても(??)という顔をされ
慌てて品質表示を確認されました。
どう見てもコットン素材だと思うのですが・・・。
私の20代の頃は今のようにパソコンも普及していなかったので
素材の特徴などは生地屋さんに行き確認したりお店で触って
色々覚えたものです。そして1つ覚える毎に自信がついて
いったようにも思います。
そのお蔭である程度触ると素材がわかったりします。
昔よく見ていたフランス映画もわざわざ京都のみなみ会館まで
見に行きました。帰りはどっぷり映画の余韻に浸りながら
ああいうワンピースが欲しいとか、あんなに細くなりたい・・・だとか
アンニュイな感じっていいな・・・とか
今思えば贅沢な時間でした。
そうして心に栄養を与えて1つしかない感性で美意識を高めていったのです。
こういう仕事をしている以上、この自分にしかない美意識を大切に
皆様と繋がっていけたらいいなと思います。
久しぶりに会えた友達に癒されながら、いつかは彼女の書く素敵な
絵をこのサロンに飾れたらいいな・・・など妄想しつつ、
あの頃の私達はこのアトリエサロンを気に入るかな・・
とふと思ったりしました。
明日はいいお天気だそうです。 苔香居の緑も日に日に濃くなってます・・・。
週末はアトリエサロンにて皆様のお越しをお待ちしております。